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どれを選んでいいかわからない…超初心者でもわかるWiMAX徹底比較! |
後悔しないためのWiMAX徹底比較!
「今より快適なネット環境で月額の負担が低くなります」──こんな謳い文句を聞かされたら、「裏があるのでは?」と勘繰る人も多いでしょう。ところが最近話題のWiMAXはそれを叶えてくれる期待の通信端末なのです。WiMAXは簡単に言えば、WiFiルーターの一種。パソコンやスマホ、タブレットなど複数の端末をネットにつなぐことができます。今回は超初心者でもわかる〝後悔しないためのWiMAX徹底比較”をお伝えしようと思います。
まず最初に理解して頂きたいのが、WiMAXはどのプロバイダを選んでも通信速度やつながりやすさは同じだということです。これはどのプロバイダも全てUQコミュニケーションズの回線を使っているから。WiMAXを検討する際は、どの機種を選ぶかが先決になってきます。それでは、見ていきましょう。
WiMAXの選び方
項目 |
選び方の解説 |
解説 |
選び方1 |
用途 |
どんな使い方をしたいのか |
選び方2 |
つながるエリアの広さ |
都市部以外や地下でもつながるか |
選び方3 |
バッテリーの持ち時間 |
一度の充電で何時間使えるか |
選び方4 |
デザイン・重さ |
見た目の好みと持ち運びしやすいサイズ感かどうか |
番外編 |
発売時期(新しさ) |
旧型のものは性能が劣ることが多いので注意が必要 |
その1 どんな用途で使いたいのかをチェック!
WiMAXは大きく分けると2種類に分かれます。持ち運びができるポータブル式ルーターと屋内に据え置きするコンセントタイプのルーターです。ポータブル式ルーターであれば、家でも外でも使えるのでいわばマルチな端末。ルーターを持ち運ぶことがなく、家でだけ使いたいという方を除けば、ポータブル式ルーターを選んでOKです。
その2 つながるエリアの広さをチェック!
WiMAXは、機種によってつながるエリアが違います。これは、WiMAX回線が通っていないエリアで「au 4G LTE回線」を使用して通信できるLTEモードを搭載しているかどうかで違ってきます。最新機種に関しては、すべてLTEモードを搭載してますが、旧型のものだと対応してないものもあるので注意が必要です。
その3 バッテリーの持ち時間をチェック!
長時間外出していることが多い方が気を付けたいのがバッテリーの持ち時間の違い。途中でバッテリーが切れてしまうと当然通信も遮断されてしまうので、一度の充電で何時間まで使えるのかはしっかりチェックしておきましょう。
その4 デザインと重さの違いをチェック!
ポータブル式ルーターを選ぶなら、妥協できないのがデザインの違い。毎日持ち運ぶものだから、見た目のデザインの違いや重さの違いも注目しておきたいポイントです!
番外編 発売時期をチェック!
ネットや家電量販店では、旧型のものが安く出回っていることも多いのですが、実際にはバッテリーの持ち時間や通信エリアなど、品質が劣ります。ポータブル式のルーターは最新機種でも2年契約だと端末は3800円程度、3年契約であれば800円程度と長く使うことを考えれば決して高い出費ではありません。
そのため最新機種から選ぶことをお勧めします。編集部がUQコミュニケーションズに電話取材したところ、99%以上の方が最新端末を選んでいるとのことでした(2018年5月時点)。
WiMAXの最新機種を一挙紹介!
ブランド・メーカー |
特徴 |
HUAWEI |
中国の通信機器メーカー。スマホにおいては出荷数、シェア世界第三位を誇る。 |
NEC プラットホームズ |
通信機器を主に取り扱うNECの主要子会社。 |
シンセイコーポレーション |
先進的なIT関連製品を作る日本のメーカー。 |
HUAWEI
WiMAX機種トップを走る中国のメーカー
最新機種のW05をはじめ、WiMAX機種で国内でも注目を集めています。携帯電話、タブレット、ウェアラブル、モバイルブロードバンドデバイスおよび家庭用デバイスなど幅広い製品を取り扱う世界有数のメーカー。
NECプラットホームズ
NECグループの通信機器部門
NECグループの主要子会社で情報通信機器の製造販売を主に手がけています。WiMAX機種だけでなく、ネットワーク機器(無線LAN)、FAX、携帯電話等、幅広い分野の製品を開発しています。
シンセイコーポレーション
IT関連商品を得意とするメーカー
日本の家電メーカーにディスプレイなどを提供してきたメーカーが通信機器事業に力を入れ、日本最初となるモバイルWiMAX通信端末の開発に成功。現行の据え置き型WiMAX端末を販売しています。
WiMAXモバイル端末 人気ランキング
WiMAXのポータブル式ルーターの中での人気の品をご紹介します。LTEモードを搭載することで、従来の「都市部以外でつながらない」「地下に弱い」といったマイナス点も一挙解消。毎日使うものだからこそ、妥協せず選びたいものです。
商品名 |
使いやすさ |
つながりやすさ |
バッテリーの持ち時間 |
デザイン・重さ |
新しさ(発売時期) |
Speed Wi-Fi NEXT W05 |
★★★★☆ |
★★★★★ |
★★★★☆ |
★★★★☆ |
★★★★★ |
Speed Wi-Fi NEXT W04 |
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Speed Wi-Fi NEXT WX04 |
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Speed Wi-Fi NEXT W05
商品名 |
評価 |
使いやすさ |
受信感度も良く、全機種最速の通信速度を誇るハイスペックな機種。 |
つながりやすさ |
最大708Mbpsの高速通信に対応しており、LTEモードも搭載。 |
バッテリーの持ち時間 |
約9時間なので通常利用であればストレスなく使用できる。 |
デザイン・重さ |
シンプルスタイリッシュな見た目がかっこよく、薄さも魅力。幅55mm×縦130mm×厚さ12.6mm。重さ131g。 |
新しさ(発売時期) |
2018年1月19日発売の最新型モデル |
薄くてスタイリッシュ!最新の人気NO1機種
WiMAXのトップメーカーHUAWEIの最新型ポータブルルーター。最大708Mbpsの高速通信に対応しており、全機種中最速を誇ります。色はブラック×ライム、ホワイト×シルバーの2タイプ。シャープで洗練されたデザインで薄さはここ1年で発売されたものの中で一番薄いのも特徴。使い勝手もよく、ユーザー満足度も高い優れたスペックを持つ商品です。
\ この商品はこんな人におすすめ / |
通信速度の速さを求める人には絶対コレ! |
Speed Wi-Fi NEXT W05の口コミ・評判
年齢・職業・性別 |
調査した口コミ |
20代/会社員/男性 |
体感的にも通信速度が速くなり、大きさもコンパクトで手になじみやすい。 |
30代/会社員/男性 |
旧型から乗り換えたが、引っ越機能など独自の機能も充実していて設定がしやすかった。 |
女性 |
回線も途切れることなく、快適に使えている。 |
さまざまな口コミを見た結果、最新機種とあって、旧型の機種からの乗り換えの人が多いような印象を受けました。前作よりも回線が速く感じている人も多く、受信感度に関しても問題なさそうな意見が多く見受けられました。満足度は総じて高い印象を受け、2018年6月現在人気NO1と言われる理由も理解できました。
[HUAWEI Speed Wi-Fi NEXT W05]
Speed Wi-Fi NEXT W04
商品名 |
評価 |
使いやすさ |
縦型の端末で操作性がよく、通信速度、つながりやすさなどトータルで高評価。 |
つながりやすさ |
受信最大440Mbps、LTEモードも搭載し幅広いエリアでつながる。 |
バッテリーの持ち時間 |
約9時間なので通常利用であればストレスなく使用できる。 |
デザイン・重さ |
縦型の丸みを帯びた洗練されたデザインと細長い形が特長。幅53mm×縦130mm×厚さ14.2mm。重さ約140 g |
新しさ(発売時期) |
2017年2月17日発売 |
操作性に優れた人気の機種
WiMAXのトップメーカーHUAWEIの製品です。縦型の丸みを帯びたデザインで、色はグリーン×ブラック、ホワイト×シルバーの2タイプ。細長い形なので、ポケットなどにもしまいやすいのが特長。LTEも搭載し、全国かなりのエリアで通信が可能です。
\ この商品はこんな人におすすめ / |
デザイン重視で操作性を求めるならコレ! |
Speed Wi-Fi NEXT W04の口コミ・評判
年齢・職業・性別 |
調査した口コミ |
男性 |
半年ほど使っているが、通信速度は速いけれど、時々通信が不安定に感じることもある。 |
男性 |
黄緑色がきれいでデザインが気に入ってます。スピードも速く電波状況には問題ありません。 |
男性 |
外観のデザインは気に入っているが、バッテリー残量がわかりくにいことと本体が熱くなりやすいのがマイナス。 |
W05と同様、旧型からの乗り換えの方が多く、通信の快適さを書き込んだ方が多くいました。デザイン性に優れており、ポケットにしまいやすいなど、使い勝手の良さが魅力のようです。発売から月日が経過しているため、1年以上実際に使ってみての口コミも多く、それだけマイナス点も指摘されやすくはありますが、総じて信用できる端末だと思います。
[HUAWEI Speed Wi-Fi NEXT W04]
Speed Wi-Fi NEXT WX04
商品名 |
評価 |
使いやすさ |
バッテリー長持ちでは軍配が上がるが、エリアによっては通信に難ありの端末。 |
つながりやすさ |
受信最大440Mbps、LTEモードも搭載し幅広いエリアでつながる。 |
バッテリーの持ち時間 |
約11時間と機種最長の持ち時間を誇る。 |
デザイン・重さ |
幅62mm×縦111mm×厚さ13.3mm。重さ約128 g |
新しさ(発売時期) |
2017年11月1日発売 |
バッテリー長持ち!最軽量の日本製端末
NECプラットフォームズの製品。LTEに対応した初の国産WiMAX 2+ルーター。エコモードで最大約13.8時間の連続通信が可能。ただ2018年6月現在、どのプロバイダでも3年契約でしか契約できないのがマイナス点。
\ この商品はこんな人におすすめ / |
バッテリーの持ちを重視するならコレ! |
Speed Wi-Fi NEXT WX04の口コミ・評判
年齢・職業・性別 |
調査した口コミ |
男性 |
HUAWEIのW03から乗り換え。バッテリーの耐久性に不安があったので、日本製のこちらならバッテリー交換が可能と知って購入。快適に使えてます。 |
男性 |
通信速度、つながりやすさなど、端末によって差があるように思う。途中で切れたり、電波を見失ったりするので困る。 |
男性 |
田舎で使っているからか、すぐ切れる、つながらないなど通信の不具合が致命的。 |
都市部以外の地域で不具合が出やすいなどといった口コミが散見しました。中国製の商品に不安を覚え、日本製であるということで選んでいる人が多いようですが、この端末に関してはまだ課題が多いような印象を受けました。
[Speed Wi-Fi NEXT WX04]
WiMAX据え置き型端末 人気ランキング
端末を持ち運ぶ必要がなく、家庭内だけで使いたい人におすすめなのがコンセントタイプの屋内据え置きルーター。通信が安定しているのが特徴で、一度に複数台の端末のネット接続が可能です。2016年10月に発売されたnovas Home+CAと今年1月に発売されたSpeed Wi-Fi HOME L01/L01sの二択ではありますが、後者に圧倒的な軍配があがるようです。
商品名 |
使いやすさ |
つながりやすさ |
デザイン |
新しさ(発売時期) |
Speed Wi-Fi HOME L01/L01s |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★☆ |
★★★★★ |
novas Home+CA |
★★★☆☆ |
★★★☆☆ |
★★★☆☆ |
★★★☆☆ |
Speed Wi-Fi HOME L01/L01s
商品名 |
評価 |
使いやすさ |
デザイン性の高さ、速度、つながりやすさともに圧倒的高評価 |
つながりやすさ |
下り最大440Mbps、有線LANポートも2つ搭載し、室内で安定した通信が可能。 |
デザイン・重さ |
どの部屋においてもマッチするシンプルなデザイン。幅約93mm×高さ180×奥行93mm。重さ約128 g。重さはL01約493g、L01s約450g。 |
新しさ(発売時期) |
2018年1月12日発売 |
デザイン、使い勝手どれをとってもNO1
HUAWEI製造の据え置き型ルーター。シンプルで洗練されたデザインなので、部屋のどこにおいてもインテリアの邪魔をしません。下り最大440Mbpsの高速通信が可能で、これ一台あれば非常に快適なネット環境が整います。01S には、家を訪ねてきた友人や家族などが、一時的にインターネット接続できるゲスト機能も搭載しています。
\ この商品はこんな人におすすめ / |
WiMAX端末を持ち運ぶ必要がなく、屋内の通信速度&安定感を求めるならコレ! |
Speed Wi-Fi HOME L01/L01sの口コミ・評判
年齢・職業・性別 |
調査した口コミ |
30代/会社員/男性 |
コンセントをつなぐだけで簡単。これを使うと固定回線って必要ないんじゃないかと思うほど快適です。 |
40代/会社員/男性 |
サイズは大きいが通信が安定しているので満足。 |
男性 |
固定回線代わりとして導入。月額4,380円でこのパフォーマンスならリーズナブルだと感じる。 |
固定回線代わりとして取り入れる方が多いようです。通信も安定しているので、わずらわしさもストレスもなくネット環境が整うようです。こちらが販売されてから、かつて据え置き端末として人気だったnovas Home+CAは口コミ評価などで圧倒的な差をつけられているようです。
[Speed Wi-Fi HOME L01/L01s ]
novas Home+CA
商品名 |
評価 |
使いやすさ |
設置も簡単でコンパクト。ルーターとしての使い勝手は上々。 |
つながりやすさ |
下り最大440Mbps、有線LANポートも2つ搭載し、室内で安定した通信が可能。 |
デザイン・重さ |
アンテナ2本のルーターらしいデザイン。幅約130mm×高さ162mm×奥行高さ69mm。重さ約317g(アンテナを含む)。 |
新しさ(発売時期) |
2016年10月 7日 |
かつての人気ルーター
シンセイコーポレーション製造の据え置き型ルーター。下り最大220Mbps対応の安定した通信で人気を集めていましたが、Speed Wi-Fi HOME L01/L01s の登場で存在感がかすんでしまっています。
\ この商品はこんな人におすすめ / |
WiMAX端末を持ち運ぶ必要がなく、日本製にこだわりたいならコレ! |
novas Home+CAの口コミ・評判
年齢・職業・性別 |
調査した口コミ |
男性 |
ポータブル式ルーターに比べると感度はいいけれど、オンラインゲームをすると1時間くらいで急速に速度が落ちることがある。 |
男性 |
コンパクトで置き場所に困らず、窓際に置いて快適に使っている。 |
30代/会社員/男性 |
説明書を読まなくても使える簡単設置が魅力。外付けアンテナがあることで宅内に電波を飛ばしやすいようだ。 |
置き場所によっては感度が低かったりと問題はあるものの、固定回線代わりとして使う分にはわりと高い評価も受けていました。しかし、Speed Wi-Fi HOME L01/L01s と比べてしまうとスペックに差があるので、勝ち目はないように思います。
[novas Home+CA ]
WiMAX導入するなら、比較検討はかなり重要!
固定回線の設置工事をしなくても、買ってきてすぐに家庭でも外出先でもネット環境が整うというのは最大の魅力。さらに現状の料金よりも抑えられるのだとすると、WiMAXはかなりのポテンシャルを秘めた通信機器と言えるでしょう。ただし、契約すると途中解約には解約金がかかるので、導入後に「つながりにくい」などといったことがないよう、どの端末を取り入れるか比較検討は必須です。
世間に出回り始めてから、それなりの月日も経過し、ユーザーの口コミなどが相当数集まるようになったことと、旧型の難点をカバーする新商品が開発されるなど、日進月歩で端末が進化しています。ご自分の用途にあった好みの端末を探し出せるはずです。